パニック障害の人が外へ出るために必要な3つのアイテムとは?

ライフハック

こんにちは、コメコです。

『パニック障害』ってここ10数年くらいでよく聞くようになったワードですよね。有名人の方でも公表している方が意外と多かったり、はたまた活動休止していたり。


今この記事を読もうとしている方はなにかしら直接的にでも間接的にでもパニック障害でお悩みの方だと思うので多少の知識を持っている方かもしれないですね。


まだ認知度が低かった当時は私も「パニックになるってってどういうことなのだろう? 」と疑問を感じることもありましたが。


え? だからパニック障害って何よ? と過去を振り返ってみると、

「あ、あの時のってパニック障害の症状じゃん」と気づきました。


それに気づいてから、また症状が出てしまうんじゃないかと不安に思っているうちに(予期不安)、外に出ることが少し苦痛になってしまいました。


でも外出しないわけにもいかない…ので外出するのですが、やっぱりたまに症状が出てしまう。


でもそれを何度か経験しているうちに、

  • ああしたら症状が出てしまったので次こうしたらいいのでは?
  • こうしたら症状が出なかった!

実体験をもって外出するための自分なりの対処法を身に付けてきました。


今ではそれを踏まえて外出することが少し楽になっています。
そんなパニック障害を経験している私がパニック障害の人が外に出るために必要なものを考えてみました。


病院で処方されたお薬を飲むことは前提ですが、

薬飲み忘れた!どうしよ!

持って行き忘れた! どうしよ!

まだ病院に行ってないけどパニック障害かもしれない…どうしよ!


という方に向けて書きました。

パニック障害な自分でも外に出るために! 簡単なことなので参考にしてもらえたら嬉しいです。

外出するときに必要な3つのアイテムとは?

  1. 水筒
  2. 飴・ガムやフリスクなどのタブレット類
  3. 着心地のいい服


これは持っていたほうがいいなと思うものをまとめてみました。

詳しいことは下に書きますよー。

パニック障害とのなれそめ

パニックと聞くと世代的にゲームセンターにあったワニワニパニックを思い出していました。

みんながこぞってワニたちを叩いてきたボロボロのハンマーを武器に私もよくやっていました。


パニック障害というワードがもうなんかパワーワードで、この言葉を初めて聞いたときには

「え? パニックになる病気ってなに? 慌てふためくってこと?」という感じで、まー気にもしていなかったのですが。


いざ、自分がなってみるととてつもない恐怖に襲われるんですよね。


かくいう私もどうやらパニック障害のようです。

想像していたパニックとは少し違っていました。


私は2年くらい前に、自分はパニック障害なのでは? と自覚するようになりました。

パニック障害ってこういうものだとネットなどで調べていくと、


「あれ? 当てはまる…」


振り返ってみるとそんな症状は過去にも何度もあって、あぁあれがパニック障害だったんだと過去に張りめぐらされた伏線を回収しているようでした。

  • 満員電車の中で苦しくて倒れそうになる
  • 駆け込んで電車に乗ってしまい息を切らしているうちに苦しくなる
  • 映画館・劇場で動きたいのに動けない状況でそわそわして苦しくなる


など挙げていけばたくさん。


不安→苦しくなるのオンパレードです。


そういえば過呼吸で救急車で運ばれた時も直前にこの症状がありました。

たぶんあれもそうだったんじゃないかと思うと高校生の頃にまでさかのぼるので実は約20年以上付き合っていたものでした。


パニックという言葉だけで想像していたようなワニは出てこないしボロボロのハンマーさえも持つことが出来ず、パニック症状が出るとただただ落ち着くのを待つしかないものでした。

メンタルクリニックへの相談とお薬

そんな過去との答え合わせをしていく中でパニック障害なのではと気づくようになっていきました。


メンタルクリニックで相談して症状を伝えると出てきた診断は『パニック障害』


薄々感じてはいたもののいざ診断が下りると、自分はパニック障害なのだという変な自覚が生まれます。


パニック発作用の錠剤の薬や漢方薬を処方されましたが、錠剤のほうは飲むのが副作用や精神系の薬を飲むということがなんだか怖くてもらったはいいもののしばらくは飲まずに漢方薬だけで過ごしていました。

そうしているうちに漢方薬も飲まなくなりました。

パニック症状が出るときのパターン

するとやはりパニック発作が出てくるんですよね。

あのどうしていいかわからない苦しさ。

  • 地べたに倒れこみたいのに周りの目を気にして倒れこめない。
  • 身に付けている服も全部脱いでしまいたいのに脱げない。(私だけですかね? 共感してもらえたらうれしいです)


そんな不安とかどうにかなってしまうんじゃないかという恐怖。

またこれを経験してしまい、やっと錠剤の薬を飲むことを始めました。


家でもパニック症状が出るときもありますが、やはり多いのは外出時です。


それもあって外出するのが怖いと思うようになりました。


リモートワークも普通になってきても外出しなければならない場面やお出かけしたい気持ちもあるのに症状が出るのが怖くて外出できない。

苦しくなるのが怖い。周りに迷惑かけるのが嫌だ。恥ずかしい。

そんな気持ちもあり今でもたまに葛藤しています。

パニック障害でも外に出るための傾向と対策

それでも外出しなければならないので外に出るのですが、

パニック症状が出た時のパターンがあります。

  • 閉鎖された空間(特急電車、エレベーター、映画館など)
  • 人が多いところ(満員電車、イベント会場、職場など)
  • 自由に動けない状況の時(授業中、会議中、映画館など)
  • 暑い時(夏だけではなく冬場暖房の効いた室内など)

とパニック症状が出る場所のパターンは基本的にあるのですが。

これに加え、

  • 寝不足の時
  • コーヒーを飲んだ時(コーヒー以外にもカフェインの入っているもの)
  • お酒を飲んだ時(お酒に強い弱いの個人差がありますが)
  • 満腹の時

自分の状態がこういった状態だと症状が出る確率がぐんと上がります。

これらを避ければ症状が出る回数も少なくなるかもしれません。


もちろん避けられない時もあります。

そんな時に必要なものだと思うことを詳しくご紹介します。

外出するときに必要なもの

外出しようとすると症状が起きてしまわないかと不安になるものです。

まず症状が出ないために大切なのが、処方されているお薬を飲むことです。


それを踏まえて今回はお薬以外の話で「飲み忘れた」「持って行き忘れた」「パニック障害かもしれないけどまだ薬を持っていない」などの場合です。


最初のほうにも書きましたが、これまでのパニック症状からの経験で、『これを持っていたら落ち着く』『こうすると良い』ということをまとめてみました。

①水筒やペットボトルなど水分補給できるものを常備

これ大事です!

特に夏場はパニック症状が一番出やすい季節です。

夏場の水分補給は熱中症にならないためにもあたりまえですが、意外と冬場もパニックになりやすい季節なんです。

冬は寒いから積極的に水分を取らなくなってしまいがちですが(特に私。トイレ近い)、結構室内に入ると暖房ガンガンで暑いんですよね。入った瞬間むわっとなる。

それで厚手のコートとか着てるので意外と汗かいたり。これで結構症状が出たりしました。


それで喉渇いたなと思っても、

「水持ってない!」 と気づいてしまうと、まぁーーーーー症状が出ました。


なので、小さい水筒でもペットボトルでもいいので常にバッグに忍ばせていたほうが安心です。

間違ってもコーヒーは入れないほうがいいですよ! カフェインは症状を誘発してしまう恐れがあります。

②飴やガム、フリスクなどを携帯する

外出するときに持っていると良いものとして、飴や手軽に口に放り込めるフリスクなどのタブレット類です。


結構助けられました。

ちょっとやばいな…と思ったら、飴を口に放り込むと、やばいなという意識が薄れて気にならなくなることが多かったです。

タブレットなら口に入れててもバレにくいのでおすすめです。

私の場合ですがフリスクだとスースーし過ぎてしまうので、ミンティアのミントがきつくないグレープ味のものがおいしくて外出のおともによく買います。

③服装に注意する

今回私が一番伝えたかったことがこれです。


外出するために自分からできることがひとつ。


服装



自分の着ている服というのはパニック障害を体感している身としてとても重要でした。

暑いと感じてしまうと症状が出てしまうことが多いので服装は結構左右されやすいなと身をもって感じます。


環境や気温は変えられなくても自分の服装は自分で変えられます。

自分の環境はまず自分の服装を整えることが大事です。


整えるというとカッチリした服装を連想してしまいますが、逆です!

着心地のいい服を着てください!

簡単に言うと、それだけです。


それだけでも外に出るときの不安が少し違ってくるように思います。


私自身、締め付けの多い服や少し動きにくい服を着ている時は、パニック症状が出やすかったので、着心地のいい服を意識して着ていくことで軽減されました。


それに気づいてから自分で不安を作りださないための服装を選ぶようになりました。

パニック障害で悩む人が悩まずに外へ出て行けるために

外に出るために必要なことを3つ挙げていきました。

  1. すぐに水分補給できるものを常備
  2. 飴やガムを携帯する
  3. 着心地のいい服を着る

おまけのアイテム


これに加えて持っていてほしいものはハンドタオルです。


おい、これじゃ必要なもの4つやんけ。


すみません。タイトルと違いますね…


小学校でも毎日の持ち物であったので皆さん必ず持っているかなと思ってしまったのですが、よくよく考えると「持って行くの忘れた!」ってことが何度かあったのでおまけに書きました。

今はマスク生活ですが不織布のマスクじゃ息苦しい時、代わりにタオルで口を押えられると安心できるので持っていたいアイテムです。

攻撃ではなく防御する

パニック障害に対してはワニワニパニックのようにハンマーで攻撃して身を守るのではなく、自分の防御力をアップさせて身を守るということ。


ワニワニパニックで例えるならば、ワニは変えられないものとしてワニに対してハンマーで真っ向勝負しないで、襲ってくるワニに対して気を紛らわせるための防具を持つ。


「ワニ怒ってるわー。ミンティア美味しー」


みたいな。


もはや100円入れない。


とか。

そんなイメージですね。

自分に合う対処法を見つけてください!

パニック障害の症状のきっかけは人それぞれなので上記のものが「これが絶対!」と一概に言えませんが、すぐに用意できるものばかりです。

もしかしたら意識して常に持ったり身に付けていると外に出るためのハードルが1mmでも低くなるかもしれません。


もちろん無理に外に出なきゃいけないわけではないです。
つらい時は無理しない。のんびり落ち着いて過ごすことが大切です。


パニック症状を経験している身として役に立ったことなので、もしかしたらパニック障害でお悩みの誰かの助けになればと思いつづりました。


パニック障害を気にせず外出できますように。


参考にしてもらえたらなと思います。




おしまい。

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