こんにちは、コメコです。
前回パニック障害の人が外に出るために必要なものについて記事を書きました。
その中の一つで『服装選び』とお伝えしたのですが、じゃあどんな服が良いのか? をポイントにしてまとめてみました。
私自身パニック障害で何度も症状が出て苦しかった経験から
外に出ても怖くなくなるかもしれない服の選び方をお伝えしたいと思います!
じゃあ何着たら良いのよ? 早く教えろや
はい、すみません。今回はトップス編です。
外出する際のトップスの選び方を紹介したいと思います!
外に出るための一歩に参考にしてもらえれば幸いです。
外に出るための服選び4つのポイントとは?
パニック障害の人でもそうではない人でも毎日着心地のいい服を着ることは大事ですよね。
でもパニック障害になってしまうと人によって様々ではありますが、いろんな場面で不安になって動機がしたりめまいがしたり、息苦しくてどうにかなってしまいそうになります。
パニック障害って常に症状が出ているわけではないので、はたから見れば大したことないと思ってしまうかもしれませんが本人相当キツいんです。
症状が出てしまうパターンとして人がたくさんいるところや密室の空間など外の環境に影響されてしまうのですが、外に出るためには自分で身の回りの環境を整える防具を身に付けていくと考えると良いです。
それでは服選び《トップス編》のポイントです。
①ぴったりした服を着ない
ぴったりした服はパニック症状が出る人にとってはおすすめしません。
全身タイツはダメ絶対ですね。(そもそも着ない)
体のラインが出てしまうような服は基本的に避けたほうがいいです。
症状が出てしまった時にとても窮屈で締め付けられている感覚に陥ってしまうことがあります。
息苦しい時に服でも締め付けられているのってキツくて脱ぎたくなりますが外出時はそう脱ぐことは出来ません。
服がぴったりしてる → 締め付けられている…? ⇒ やばい!! ⇒ 苦しい!!!
と変換されてしまい、それをきっかけに症状が出てしまうことがありました。
その思考をしないためにも、ゆったりした服やワンサイズ上の服を着ると良いです。
ふわっとしたワンピースもおすすめですよ。
ゆったりした服、ワンサイズ上の服を着てみる
②タートルネックは出来るだけ避ける
冬になると寒くて首元を防寒出来るタートルネックの服を着たくなるのですが。(私がそうです)
タートルネックも首元が締め付けられる感覚に陥ることがあるので避けたほうが無難です。
上野クリニックのCMの男の人みたいなのはやめたほうがいい!(知らない人はスルーしてください!)
ニット素材が多く首元で生地を折り返していてとても暖かいです。でも折り返している分、首元が少し締め付けられます。
またパニック症状は暑さに敏感になります。
タートルネックは外に出ている時は暖かいのですがいざ室内に入るとなると熱がこもり空気の通りにくいタートルネックは途端に暑く感じてしまうことがあります。
- 首元の締め付け
- 熱がこもる
どうしても冬寒いよって方は、モックネックがおすすめです。
普通のTシャツの首元より少し上の長さなので締め付けも少ないのです。
男性の方はタートルネックよりモックネックのがコーディネートしやすいかもしれませんね。
見た目も服装がもこもこしやすい冬でもすっきり見えるので私もよく着ます!
モックネックがおすすめ
③セーターよりカーディガンを選ぶ
パニック症状の出る人は着脱しやすい服を着ることも重要です。
自分の身の回りの環境を整えるには自分で簡単に温度調節しやすいものを着たほうがいいです。
そんな時に使えるのが、カーディガンなどの羽織もの。
冬は暖かいセーターや上にも書いたタートルネックなどを着たくなるものですが、電車や室内に入った時、外と同じ温度なわけがないのです。
みんな寒いのでガンガンに暖房つけてます。
そんな中、セーターやタートルネックを着ていたら、なかなか人前では暑くても脱げません。
暑くても脱げない状況というのはパニック症状のある方にとってはなんとしても避けたいです。
そういった小さな不安を一つ一つ無くしていくことが大事です。
自然に脱げる状況にしてくれるアイテムが、カーディガン(羽織もの)です。
もしセーターを着ていて暑くて苦しくなったときに、『セーターをその場で脱ぐ』という行動は動きも大きく周りからも注目されてしまいます。
きっとパニック症状の出る方は周りから「注目されたくない」と思う方も多いはず。
カーディガンならばボタンを外して腕を抜くだけなので動きも小さく、人前でもスマートに調節出来ますよね。そしてさっとバッグの中にしまえば、何もなかったかのように見えます。
カーディガン
- 人前でも着脱しやすい
セーター
- 人前では着脱しにくい
カーディガンは季節によって素材を変えれば一年中使えるので、夏は冷房除けになど何枚か持っておくと便利です。
カーディガンを何枚か持っておく
④厚手の服は避ける
夏でも冬でも暑さは大敵なので、熱がこもる素材は避けたほうがいいです。
特に冬場によく登場する裏起毛の服は着ないほうがいいです。
裏起毛も暖かいのですが熱がこもってしまい暖かい室内だと暑くなってしまいます。
汗も出てきてしまいそれをきっかけに症状が出てしまう恐れがあります。
熱のこもりやすい厚手のものをガツッと着るよりは、何枚か重ね着をするほうがいいです。
厚手ものを着てしまうとそれだけで暖かいのですが温度調整が難しくなってしまいます。
何枚か重ね着をしていれば一枚脱いだら、あら肌着…という状況も回避できます。
着脱できるので自分で温度を調節できるのでトイレに駆け込んでこっそり一枚脱ぐことも出来ますよね。
薄手の服の重ね着
- 重ね着することにより空気の層が出来て暖かい。また着脱しやすい。
厚手の服
- 一枚で暖かいのでそれしか着ないでいるとそれ以上脱げない。
薄手の服を着てアウターで調節したり重ね着をするほうが、体感温度を調整できます。
薄手の服を重ね着、やっぱりカーディガンもおすすめ
外に出るための服選び《トップス編》まとめ
- ぴったりした服を着ない
- タートルネックは出来るだけ避ける
- セーターよりカーディガンを選ぶ
- 厚手の服は避ける
冬場向けの内容になってしまいましたが、これらのポイントを押さえて洋服選びをすると良いかと思います。夏も暑いですが冬も意外と暑いと感じる場面はたくさんあります。
着心地の良い服を身に付けることで不安になる要素を一つでも減らせるように。(私も)
外に出るための一歩の手助けになればいいなと思います!!
おしまい。
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